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藤原歌劇団公演 ルチア [鑑賞]

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ひとりで二個頬張った・・・旅の思ひ出[ぴかぴか(新しい)]


オペラの本質を感じさせてもらえたような
素晴らしい音楽と舞台でした

舞台装置はシンプルなものでしたが
照明が創りだす陰影の濃淡で
舞台の奥行きや立体感が
光の色遣いなどで
物語の凄惨さなどが十分に表現されていて
モダンで隙のない舞台のように感じました

そして、舞台がシンプルだったからこそ
音楽、演技、照明などが研ぎ澄まされていて
そこから繰り出される音楽や舞台の雰囲気に
客席ではとても良い意味での緊張感が漂って
多くの方々が聴きとめ(受け止め?)ておられていた様子でした

オーケストラは
速度の緩急や音色の変化が
人間味あふれる血が沸き立つような演奏で
だけど、要所ではきちんと
音量などのコントロールも効いていて
素晴らしかったです
ドニゼッティの音楽ってカッコい~[ぴかぴか(新しい)]
あらためて感じました

舞台上では ” 旗 ” が
物語のポイントのひとつになっていたようで
西洋の ” 騎士道 ” のような
日本だったら ” サムライ ”っぽい(?)イメージで
物語の要所に ” 旗 ” がうまく使われていました

歌唱は申し分がない素晴らしい演奏でした
「ルチア」といえば ” 狂乱の場 ” [詳しくは↓(ウィキペディア)] が
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A2
いちばんの聴きどころで
これはもう・・・聴きに行ってほんとうに良かったぁ~[ぴかぴか(新しい)]
思える素晴らしい演唱でした
そして、この狂乱の様子を
憐れみながら、恐怖におののきながら見守っている
舞台上の大勢の登場人物(合唱)たちの演技がとても素晴らしかったです

物語の最後も
狂乱して死んでしまった恋人ルチアの後を追い
自害して息絶えようとしているエドガルドを
ルチアが待っているであろう天国へ送り出してやろうと
敵方の兵士(合唱)たちが次々と彼の身体を支えに
駆け寄っていくシーンには少し胸が熱くなりました

舞台の奥にも一筋の細い光が残っていて
それを見ていると
救いのない暗い物語のはずなのに
人間もまだまだ捨てたものではない、と、思えたのでした


「ルチア」
作曲/ガエターノ・ドニゼッティ
台本/サルヴァトーレ・カンマラーノ

指揮/園田隆一郎
演出/岩田達宗

ルチア/佐藤美枝子
エドガルド/村上敏明
エンリーコ/谷 友博
ライモンド/彭 康亮 他

合唱/藤原歌劇団合唱部
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団


 




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