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ANA Presents 熊川哲也 Kバレエカンパニー Spring2011 バレエ ピーターラビットと仲間たち&真夏の夜の夢 [ぶぶ漬け]

阪神淡路大震災の後、わたしはいつごろから
違和感なく美しいものに触れて
素直に向き合うことができるようになっていただろう・・・
そんなことを考えながら客席で開演を待っていました

神戸市内から大阪までの線路が復旧して
乗り込んだ電車の車窓から見た光景は

廃墟のようになった町の風景で
それが大阪に近づくにつれ、当り前のことながら
何ごともなく普通の生活が行なわれている
街の光景になっていて・・・

心の痛みを通り越して、心がポッキリと折れて
もう・・・何も感じたくない、と、思ったこともありました

いま東北・関東方面で起きていることは
もっと凄まじいことだろうと思います
テレビで連日映し出されている光景より
実際はもっと心が打ちのめされる光景なのだろう、と

自分勝手に色々と思いをめぐらせていたところで
幕が開き、オーケストラの音楽がはじまりました
舞台にはうす暗い照明の光が入り
奥深い森の中の光景が目の前に広がっていました

たったそれだけのことで
涙をホロ・・・ッと、こぼしていました

どれくらいの時間が必要なのか
誰にもわからないけれど
被災されているたくさんの方々にも
” 美しい光景 ” や ” とけあうような心地よい響き ” を
ごく自然に観て、聴いて、感じてもらえる日がきて欲しい・・・
幕が上がった瞬間の衝動的な感情なのでした

バレエを鑑賞した感想は
今はここにあらわすことができません



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