SSブログ
お試しセットはあくまでも宣伝

アントニオ・ガデス舞踊団@兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール3/7(土)(2) [鑑賞]

前回のアントニオ・ガデス舞踊団の感想文は
長文になりすぎて反省しています

もっとシンプルなものにしたかったのですが
感銘を受けた舞台ほど、その時感じたことや
後追いのように湧き上がる感覚が
たくさんあるのでまとめるのが厄介です

で、今夜はどうしよう・・・(苦笑)

「フラメンコ組曲」はいろんなバリエーションで
フラメンコをみせる演目です
こちらも一般に想像しがちな派手で大味なフラメンコとは違い
ステップの複雑さや
デュエットで踊るとき二人の息がぴったりと合った様子・・・など
こまやかな部分に目が惹かれるようになっていて
クライマックスでようやく本来の
熱いフラメンコをみせる流れになっています

最後は
踊り手、ギター奏者、歌手と、舞踊団員全員が
幾重もの楕円を描きながら自然な円形になり
空に向かって腕を突き出して終わるのですが
わたしには
一輪の花がもう一度蕾になって
空の光(正確には照明の光)に向って
”またこの舞踊団で美しい花を咲かせるぞ”と
表現しているように思えました

当り前のことなのですが
アントニオ・ガデス舞踊団の強い結束力(?)の
ようなものを感じました
アントニオ・ガデスが確立したスタイルを
自分たちで守り発展させよう、と、いう気概

今回観た「血の婚礼」と「フラメンコ組曲」では
張りつめた緊張感と美しさを感じながら観ていましたが
アンコールは一変して和らいだ雰囲気のなか
即興的な歌とコミカルな踊りで
舞台上の空気はとても対照的でした

本来のフラメンコの中心的な存在は
歌う役割のヒト(カンテとよばれる人)だそうで
踊り手はカンテが歌う歌詞や感情などを聴いて
踊りをつけていくのだそうです

そういう意味で
アントニオ・ガデス舞踊団の
演目の中での中心は踊り手なのですが
アンコールは本来のスタイルで
団員のメンバーたちが
歌手(カンテ)たちに敬意をはらっていた様子が
とても印象的でした


アントニオ・ガデス舞踊団@兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
「血の婚礼」
翻案:アルフレド・マニャス◇振付・照明:アントニオ・ガデス
[出演]
母:バネッサ・ベント◇花婿:ホアキン・ムレーロ
妻:マイテ・チコ◇レオナルド:アドリアン・ガリア◇花嫁:クリスティーナ・カルネーロ


アントニオ・ガデス舞踊団@兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
「フラメンコ組曲」
振付・照明:アントニオ・ガデス
[出演]
ソリスト:ステラ・アラウソ、アドリアン・ガリア、他


今夜は外食
09.03.103.blog.jpg09.03.10.blog.jpg
いつものアナゴの箱寿司がなくて・・・ウナギの箱寿司


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 2

nyankome

ご訪問&niceありがとうございました♪
アンコールでカンタオールが一人ずつ出てきて歌ってくれたのが嬉しかったですね。 激しく踊りながら歌う方もいてこちらも引き込まれました。
by nyankome (2009-03-13 21:31) 

PANDA

nyankomeさま
こちらこそ、ご訪問いただきコメントまで入れていただき
ありがとうございました!
by PANDA (2009-03-14 08:17) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。