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期待されていること [middle]

すこし前
映画「おくりびと」がアメリカのアカデミー賞を受賞したことが
たいへんな話題になり
同じ日本人として誇りに感じた人たちも多かったと思います

受賞理由については色々といわれているようです
先日TVで
このアカデミー賞の審査に関わっている映画監督が授賞のポイントとした
コメントが放映されていました
(その方の名前まではチェックしていませんでした・・・悪しからず~[あせあせ(飛び散る汗)]

その方のコメントでは
納棺師の所作の美しさ
夫婦愛
本木雅弘さんの、ユーモアも含めた演技力の巧さ
(・・・あともうひとつくらい挙げていたと思うのですが、忘れちゃいました・・・)
が、授賞の決め手になったのだそうです

ひとりの関係者の意見なので
このことが授賞理由の共通の見解ではない、とは思います
実際に”受賞理由”でインターネット検索をすると
政治的な理由、宗教的な理由・・・などほんとうに様々な理由が
挙げられています

日本人の映画評論家がコメントをされていましたが
チョンマゲと刀がでてこない日本映画で
アカデミー賞が獲得できたのは快挙・・・なのだそうです

見た目が変わっても
日本人の精神性や日本独特の所作の美しさは
世界の人にも(・・・アメリカだけに、かもしれないけれど)
伝わるし、認められるし、通用するのだなぁー、と、思いました

そこまで考えてふと思い出したのは
随分前に耳にしたニュース報道のことでした

↓タカラヅカも「チェンジ」…音楽学校、授業科目を大幅見直し
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090122/edc0901221421001-n2.htm

上記は新聞記事ですが、ニュースではもう少し簡単に
”宝塚音楽学校の授業科目で
音楽史や茶道などが廃止されボイストレーニングなどが新設され
日本舞踊についても授業内容を見直す見通し・・・”などと
報道されていたように記憶しています

このニュースを聞いたときは
”えー!?宝塚でも日本伝統の授業が減っちゃうのか・・・”
程度だったのですが、「おくりびと」のニュースを知ったとき
”授業内容が変わるのは勿体ないかも・・・”と、
関係者でもないのに要らぬ心配をしてしまいました

このこととはまったく別次元の話であるのは
十分わかっていますが、わたしには
”授業科目を大幅見直し・・・は、諫早湾干拓事業の現状”と
同じような気がしてなりませんでした

人間が未来に期待していること、が
そっくりそのまま反映されるかどうかはわからないもの

もう少し規模を小さくして
自分が自身に期待していることと
他者が自分に対して期待していることは、違うことがある、と
感じることがあります

でも
自身が期待していることと
他者が期待していることの内容が一致したとき
「おくりびと」のように
すべてがうまくいくのだろう、と思いました

もっともっと話を小さくして
わたし自身はどうなの?と自問したとき
自分が期待したことと他者が期待したことのズレが
大きく大きくあったな・・・と、痛感してしまいました

もういちど小さなことから
他者が・・・人間ではなくても何かが
わたしに期待していることを
知って、みつめなおしたい、と、感じた今日この頃です(笑)

今夜は
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豚シャブ・・・〆は中華そば 
寒い夜に
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しばはな

初めまして。初コメントします。おくりびとの映画は観ました。私にとっては世界に通用する映画?と少し思ったのですが、ユーモアも含めての評価に納得です。日本古来のものを粛々と守っていくことの方が真の国際化につながるとつながるのではないかと思うのですが、宝塚でさえ授業内容減っているのですね、残念です。
by しばはな (2009-03-21 22:38) 

PANDA

しばはなさま
はじめまして、たくさんのnice&コメントをいただき
ありがとうございます。
しばはなさまがおっしゃるように
日本にしかない伝統文化を守り、引き継ぎ
世界に発信する方が価値があるように思います。
簡単に切り捨ててしまうのは
ほんとうに勿体ないと思います。

by PANDA (2009-03-22 21:53) 

me

「おくりびと」アカデミー賞受賞を受けて、巷では納棺師になりたいという人が急増中だそうですね。
自分に期待されていること・・・あまり考えたことがありませんでした。
しかしきっと人それぞれの自分を発揮できる分野・場所があるのですよね。
〆の中華そば、良いですね♪

by me (2009-04-14 03:28) 

PANDA

meさま
いつもありがとうございます
わたしの住む地域では
この映画が公開されるまで納棺師という職業は
あまり知られていなかったので、日本人の死生観とは・・・と
あらためて自分なりに考えたり、感じ取れるように
意識してみようと思いましたが、そのニュアンスを言葉にする、と
いうことは難しいものですね
鍋の〆の中華そばは、我が家ではかなりのヒット作(?)デス(笑)

by PANDA (2009-04-14 20:54) 

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